「……ま……翔真」 「ん…なんだ…よ」 どうやら俺も寝てしまっていたらしく、奏に起こされた。 奏はソファで、俺は机に突っ伏して寝ていた。 「……毛布」 「あぁ……夜は冷えるしな…」 俺も少し肌寒い。 「ありがと」 「いえいえ。じゃ、帰るわ」 「気を付けてね?」 「おー」 俺は鞄を持って玄関まで行く。振り返ると俺の後ろを毛布を持ったまま奏がついてきているのだが…。 「…ぁいて」 足元がおぼつかない。壁に頭をぶつけていた。