俺、一応男ですが?


「…そうだけど? 幼馴染としても見てるし、女とも見てる。問題あるの?」

「いや…そうじゃなくて…その」

「何? ちゃんと言わないとわからないよ?」

俺は静かに一歩、奏に近づく。

奏は紅い顔をさらに赤くさせてしまった。


「…………女…として…見てくれなくて…よかったのに」



「女として見られたくないの?」

「…ただの…下心なしの幼馴染…のほうが楽だったのに」

「…」




「帰るっ!!!!!」



「ぅお!」

俺を突き飛ばして玄関へ向かう奏。


おい! 鞄おいて行ってる!!