『翔~~~!!!!』
奏が去ってか五分後、なぜか奏から電話がかかってきた。
何やってるんだろうこの子。
「どうした?」
俺は課題を進めていた手を止め、受話器に手を添える。
『お母さん、なんか楽しかったからあと一週間遊ぶって…』
何やってんのおばさん。娘を置いて。
「あー…明日からも飯作ってやるから…」
『いっそのこと泊まっちゃだめ?』
「だめ。一応男女だし。親父もいるから」
『寂しいよ~…』
「…」
『翔~…』
「……」
『…じゃぁいいもん』
よかったあきらめてくれた。
『許可とらないで泊まるもんね!!!』
…え?

