俺、一応男ですが?

「翔真は短い方が好み?」

「いや、清純なの方が…」

ついついまともに答えてしまう俺。まともに答えてよかったんだよな?

「…そっか」

「…?」

奏はこちらを向いていたのを流しに目を向け、皿を洗うことを再開し始めた。

…? 俺、なんかした?

いきなり無口になった奏を不思議に思いながらも何も口にださない。


ワシャワシャ

…ずっと同じ皿洗いつづけてるぞ。

ずっと同じ皿を洗い続けている奏。皿はすでに十分なほど綺麗だった。

「奏」

「…」

「かなでさ~ん?」

「…」

無反応。