「えーー」
「えーじゃない!! 何!? お前は俺をどうしたいの!?」
「いじめたいの」
「マトモに答えなくていいから!!」
いじめたいって…完璧ドSじゃねーか!! いや、ドSらしいけど!!
「何? 翔真も私をいじめたいの?」
「違うからね!?」
「じゃぁいいじゃん。ドМでしょ?」
「ドМじゃない!! Мだとしても『ド』をつけるな!!」
俺は普通で正常だ!!
俺がツッコミを入れていると、奏が手に本を持って近づいてきた。
部屋の中なので数歩で俺の間近に来る。
「一緒に声に出して読もう?」
「断る!」

