最強な地味子ちゃん


「んぅー!」


この夢久しぶりに見た…やっぱり私はこの世に産まれちゃいけなかったんだ…


「「燐華…大丈夫か?寝ながら泣いてたぞ?」」

「うん…大丈夫だよ!久しぶりに夢みただけだから」

あはは~♪って誤魔化した…

「お前!夢って雅にぃの…か…?」

と涼にぃが聞いてきた…
余計な事を…

「あぁ…」

策にぃは私の肩をもちユラユラと前後に揺さぶってる…


「おいッ!…いい加減にしろ!キレるぞ!気持ち悪い!さっさと離れろ!」

「すみません…でしたー!」

策にぃは涼にぃの後ろにかくれながら私の様子を見ていた…

ダッサー!

「今何時?」

「9時ぐらいだけど?」

9時…

「ちょっと散歩に行ってくる…」


「「えっ!…おいッ!」」


兄貴の言葉を無視して私は…

歩いて倉庫まで行った…

ガラガラッ

「「「「「そっ!総長!こんにちは」」」」」


「やっほー!」


2階のドアを開けると…いつも通り皆いた…

「燐華さん!こんにちは」

海鈴…

「「燐華!何できたの!?」」

海…雷…

「歩いて来たんじゃね?」

昴…


「あぁ…歩いてきた…」

「「なんで!?」」

流石…双子。


「燐華さん?…何か話に来たのでは?」

「忘れてた…芽依のこと…話にきた…」

私は
芽依に騙されたこと…
芽依が全国No.4の総長だと言うこと…
龍也が私を助けようとして刺されたこと…

全部話した…

「「「「「…………。」」」」」