最強な地味子ちゃん


そうして…燐華は…泣きながら…「雅にぃ…ごめんなさい…私…また同じ過ちを犯しちゃった…」

その後…燐華は夢を見た…

中3の時の…

…私の誕生日の日の出来事だった…

「今日は燐華の誕生日だよな?」

「うん。そうだよ」

「何が欲しい?」

「出掛けたい!雅にぃ…だめ?」

「しょうがねー!今日は特別だ!」

私は雅にぃと歩いていた…
雅にぃが大好きだったんだ…

この時、私が我が儘を言わなかったら…

よかったのかな…

「燐華?なにが欲しいか決めたか?」

「ううん。決めてない…てか…いらないよ?雅にぃとお出掛け出来るだけで充分♪」

タタタタッ

「危ない!」

グサッ

ポタッ


「雅にぃ?雅にぃ…私が…ごめんなさい…ごめんなさい…私のせいだ…」


「燐華…お前のせいじゃねー!…お願いがある…」

「な…に?…」

私の頬は涙で濡れていた…

「燐華…お前は…何のために…杏華に入ったんだ?」

「えっ…わかんないけど…喧嘩…強くなりたかったから…」

「そうか…燐華…もう無駄な喧嘩はするな…無駄な喧嘩は…誰かを…傷つけ…自分も傷つく…だから…無駄な喧嘩はしないでくれ…」

「わかったよ!わかったから…お願い…死なないで…」

雅にぃはその後すぐに病院に運ばれ…


意識が戻らず…亡くなってしまった…