芽衣が杏華に入って数週間たったある日

芽衣は無事杏華に入り幹部になった。


「燐華?ボーッとしてどうしたの?」

「なッ!なんでもないよ!」

私はボーッとしてた訳じゃなく…考え事をしてた。

最近、他の族に杏華の情報が流れてるって昨日海鈴から聞いた。

杏華の総長は女だと流されたらしい…

しかもッ!
この学校という情報まで…

そんな事…芽衣に言えないし…

「なんか隠してるでしょ?」

「………」

「言いなさい!」

「き…今日もいい天気だな…」

「そうね!って…そうじゃない!」

「しつこい!」
思ってた事を口に出してしまった…

芽衣からは睨まれてるし…

効果音をつけると…『ギロッッッ!』って感じ。

「ごめん…でも芽衣には言えない…」

「わかった…トイレ行ってくる」

芽衣は多分怒ってるだろうな…