最強な地味子ちゃん


その後は色々大変だった…

男子からは…
『アドちょうだい』だの『付き合って』だの…はっきり言って『うざい』

女子からは…
『友達になりたかった』だのって…何がしたいんだか…

そんな事を考えてると…龍也が見えた…

「あっ!龍也じゃん!?」
「あぁ?誰だテメェ…馴れ馴れしい!」

いい度胸じゃんッ…

私に『テメェ』って言うとは…

「覚えてないんだ?」

一応聞いとかないとね?

「だから…誰だッ!って聞いてんだ!」

よく…そんな事…言えるね…

「ふぅ~ん…じゃいいや!」

バキッ…

「ッテェ…!何だテメェ!俺に喧嘩売ってんのか?女子だからって手加減しねー」

バキッ…
ドスッ…
パシッ…

「フッ…弱っ!」

まっ!当たり前か(笑)

「まぢで…だ…れ…だ」

まだ言ってる…

「ホントに覚えてない?」って聞くと龍也は首を縦に振りながら「あぁ…」と言った…

「燐華だよ?」
「り…んか?…」
「覚えてる?」
「あぁ…何で…?」
「あっ!メガネと髪?面倒くさいから外してきた」

と言うと龍也は納得してくれたみたいで…「そうか…」と言った。