すき。 裕也がすきなの。 どうすれば伝えられるの? どうすれば、笑ってくれるの? ベッドの上で膝で立つと座り込んだ身長の高い裕也の顔が目の前にある。 大きな手で覆われた目はどんな顔をしてるの? ねぇ、裕也‥‥ そっと、唇で裕也の頬に触れる。 どうか、伝わって。 このぬくもりで、彼の心に。