ティカと言えば200年くらい前に人工的に作った恒星ティカを中心に3つの居住可能な岩石惑星を配したまだ新しい完全人工物の天体系だ。


位置はたしか、このメトロポリスのある隣のギャラクシー(銀河)の外れの方だった気がする。

なんて、6歳からみっちり教育を受けて宇宙地理なんかも別に苦手ではないけど、正直言ってどんなに星やらギャラクシーの位置を覚えた所で距離感やら方向感覚みたいな物はピンとこないんだよな。


地球上での移動みたいに、道や海や空をただ進む様に動いていてはこの広大な宇宙では目的地に着く頃には船の乗組員はミーラか化石になっちまってる。

そこで不可欠なのが、3Dの空間を4D的に折り髷出発地点と目的地をくっつけて一瞬で移動するワープシステムと、それぞれが独立した小宇宙であるギャラクシー間を繋ぐブラックホールとホワイトホールを応用したギャラクティックゲートシステムなんだけど、俺としてはこれらがいまいち分からない。

まあ、理屈的には理解できなくもないんだけど、地球を出た事もなかった人間が話だけで想像するにはいまいち現実味のない次元の世界だって事。