私は謎のおしゃれ男に無理矢理一つの部屋へ連れて行かれた。
目の前にいるおしゃれ男は金髪でピアスも有り得ないくらいつけてネックレスもしていた。
身長は結構高い…。
『…よし、ここなら大丈夫だな!』
??
何さっきから言ってるんだろ…。
『おまえ、』
やば!!
私地味子なのに美星高校入ったからしめられるんじゃ…
『可愛くなりたいか?』
「はい!?」
『可愛くなりたいか?』
「はぁ…まぁ…。」
『じゃ、可愛くしてやる。』
「ん?」
意味が良く分からずボーと突っ立ってると、
『はい、じゃあアイシャドウつけるよ。』
!?
「な、何するんですかっ!!」
『何って、メイク?』
「結構ですっ!!」
『可愛くなりたいんじやないの?』
「………。」
『大丈夫、ちゃんと可愛くしてやるから。』
なんかもういいや、すぐ落とせばいいしと思って大人しくおしゃれ男にメイクされた。
『…うん、完成。』
「ぇ、速っ!!」
多分まだ10分も経ってないはずなのに…。
『ふっ、なめんなよ。』
と言って私に鏡を向けた。
…
「?????」
『可愛くなったろ。』
「?????」
誰だ!?
鏡に映ってるのは…。
明らかに私じゃなかった。
『おまえだよ。』
私の心を読んだかのようにおしゃれ男は言った。
「あなた一体…。」
『ん?あぁ、名前は佐賀憂だ。』
「…私は佐藤美里。」
『ふぅん。美里、美星高校受かるといいな。』
「はい…。」
名前を呼ばれるのは久しぶりだった。
っていうか、私なにしてんだろ…。
早くここから出てメイク落とそう…!!
「あの…、もういいですか??」
『あ?…あぁ、そっか、お前これから校舎回るんだしな…。なんか悪かったよ、無理やり…。じゃあまたな!』
またなって会うこともうないと思うけど…。
でも、受かったらまた会うか…。
「じゃあ、失礼します。」
私はぺこりと頭を下げて部屋から出て行った。
