「じゃぁ、瑛。昨日は楽しかった。またねー」

「あぁ、またな」


瑛にもらった指輪を見ながら、歩き始めた。

瑛からもらった大事な指輪。

大切にしないといけないね。

絶対大切にする。

真希はその指輪を握る。






「ただいま」

「おかえりー、どうだった?」

「楽しかったよ!ケーキもおいしいって言ってくれた」

「そう、よかったね」

「うん!」


それに、指輪もらったんだよ?

早く皆に自慢したいな・・・。




「あ、姉ちゃん。指輪つけてるね」

「えへへ♪いいでしょ~」

「べっつにー」

「あんたも大人になって、彼女がで・き・た・ら買ってあげないとね?」

「できたらを強調すんな!!」


あはは、と笑った。

それに、ペアウォッチだって・・・ね?

指輪も時計もおそろい。

今、世界中の人に

この幸せを自慢したいよ。

私は最高に幸せですって。

そう考えるとにやけてしまう。


「姉ちゃん顔キモイー。あ、元からか」

「なんだとー!!」

「いたいいたい!!」


また、学校始まるから

会うのが楽しみ。