「っくしゅ!!!」
「大丈夫か??」
「んー微妙~~」
「じゃぁ、そろそろ入るか?」
「・・・ちょっと」
「ん?」
「もうちょっとだけ、ここにいたい」
「いいよ」
「やった」
瑛が真希を引き寄せた。
「わっぁ!」
「ここなら暖かいだろ?」
ちょこんと瑛の足の上に乗っかっている。
暖かい。
「うん。暖かい!!」
そして、二人はまた夜空を見る。
私たちの町にも
こんなキレイな夜空があったらな・・・。
キレイな海。
キレイな空。
沖縄でしか見れない。
「っくしゅん!!!」
「わ!瑛。寒い?そろそろ入ろっか?」
「ズズー、う、ん。そうだな」
二人は部屋に入った。
瑛は後ろから抱きついた。
「て、瑛!!?」
「もうちょっと、こうしたい・・・」
今日の瑛・・・どうしたんだろう。
「・・・うん」
心臓がドクドクする・・・。
