恋は永遠に

「よっ瑛!!」

「おーそーいー」


ごめんごめん、と言って瑛の隣に座る。


「ねぇ、勉強のこととか考えてる?」

「なんで?」

「いや、だっていつもサボってるじゃん!いつもここにいるしさ」

「んー、あんま考えてない」

「ちゃんと授業とか受けてないと補習になるよ?」

「えーめんどぃー」

「じゃぁ、ちゃんとしないとね?」


ちぇー、とぐちぐちいいながら瑛は空を眺めた。

空なんか見て何があるんだろう?

空に流れる雲を見ているとだんだん眠くなってくる・・・。


「すきありっ!」

「わぁっ!」


瑛が真希の膝に倒れこむ。

な、ななな、何!!!???


「んー、雲見てると眠くなってきた・・・。膝貸して」

「・・・もぅー、しかたないなー」


真希は自分の膝で寝ている瑛を優しくなでる。

瑛の髪ふわふわー♪気持ちぃー。

すると瑛が突然真希の手を握った。


「な、何?」

「ん?別に・・・」

「手、おっきいね?」

「男だから」

そう言って笑った。