恋は永遠に

―――キーンコーンカーンコーン



「真ー希っ!」


望が後ろから抱き付いてきた。


「なっなに??」

「どうだった?瑛くんと二人っきりは??」

「えぇーっまぁ・・・」


思い出すと顔が赤くなる。


「あははっ!真希本気で人と付き合うの初めてだもんね?なんとなくわかるよ」

「あは、は。そういえばそろそろ夏休みだね。計画とか立ててるの?」

「んー、彼氏がいたら毎日ラブラブデートって計画だったんだけどね?もういないし!一人でプールかな?」

「さみしいよそれ!私も行ってあげる!」

「真希は彼氏いるからー」


はっと用事を思い出し、


「あ、私ちょい用事」

「んー瑛のとこ?」

「そそ♪」

「いってらぁ~」


望は真希に手を振って見送った。

瑛は何組か?

そんなことは知らないよ。

いつも彼はあそこにいるんだ。

私たちが出会った場所・・・。