学校から出ると校門に人がいた。

多分その人は・・・


「真希ぃー!」


友達の長谷川望(ハセガワノゾム)。

唯一信用できる友達。

じゃなくて親友。


「真希!どうしたの?今日なんか遅かったけど??」

「んー彼氏振った!!」

「ぇえええ゛え゛え゛ーー!!マジで!!」


望は驚いた顔をする。


「うん、マジマジ」

「どうしてぇ!!あの人結構イケメンでスポーツもまぁまぁよくて頭もまぁまぁだけど結構よかったと思うけど」


次々と元彼のいいとこ(?)を言う。


「そこがダメぇー!てゆか全部結構とかまぁまぁとかついてるし」

「だってホントにまぁまぁって感じだしぃ」


よく人の元彼をどうどうと・・・って、別に何言われようがもうどうでもいい人だけど。


「で?望は?」

「へぁ!?」

「彼氏」

「あ、あぁあ!彼氏!!?あたし彼氏いないよぉ!」


え゛!!前までチョーラブラブです!!って言ってたのに。


「もしかして・・・別れた??」


望は私が答えたのが正解したのか人差し指を私に向けて、

「ピンポ~ン!!大・正・解!!!」

と言った。