ようやく学校に着いた。

あれから20分位遅れてしまって遅刻になりそうになったが

なんとかギリギリセーフ。


「真希ぃ!おはよう!今日遅かったね?どうしたの??」

「あ、うん。ちょっとね、絡まれている男の人助けようとしたんだ」

「えぇええ!!!よく勇気あるねぇ!!」

「まぁ、あたりまえ一人じゃ無理だったけど」

「そりゃそうよ!!」

「彼が助けてくれたから、私は平気だった」

「え、彼ってもしかして昨日の!!?」

「う、うん」


望は大喜びで、


「で!!!名前は!!?」

「う・・・。聞けなかった・・・」


望は「えぇえ!!」と叫んだ。


「でもね、同じ学校の人だから会ったら名前教えてくれるって言ったんだ」


望は、おぉ~!っと言って。


「じゃぁ早速探そう!!!」

「ぇえ!!今から!!?」

「うんうん☆」

「今からSHRだよ?」

「えぇえーー!!」


望は残念そうに自分の席に戻った。

出会ったら教えてくれるか・・・。

それなら早く会って名前を知りたいな。