恋は永遠に

“真希へ”

『いきなり俺からの手紙が来たから正直びっくりしてるだろ?だよな。

でも、これを読んでいるときは、きっと俺が死んだことになるな。

俺、実は真希が家に帰ったときに一回目を覚ましたんだ。

それで、もう俺の命がもうすぐって知って先生に真希に手紙を渡して欲しいって頼んだんだ。

多分ずっげぇー長くなるから、時間がたっぷり空いたときに読めよ?



俺、真希に悪いことをしたって思っている。

俺が交通事故に遭ってから真希、俺が目を覚ますのずっと待っててくれたんだろ?

夜遅くまでずっと俺のこと見てくれていて、先生たちすっげぇー心配してたぞ。

けど、そんな優しい真希が好きなんだけどね。

でも、まだ真希は若いのにこんな俺に相手をしていてホントによかったのか?

もし、俺が死んだりしたらとか考えなかったのか?

たくさん遊びたかったよな?

友達といっぱい喋りたかっただろ?

こんな俺を見ていたから、やりたいこと出来なかっただろ??

けど、もうそれも今日で終わりだ。

俺はもう死んだんだ。あとは真希の好きなことが出来るんだ。

思う存分遊んだらいい。』


何言ってるの・・・。私は私の意志で瑛の傍にずっといたんだよ??

私はいっぱい誰かと遊びたいより

誰かといっぱい話したいより

瑛とまた話せる事が私の願いだったの。



『そういえば、あのときのぬいぐるみちゃんと持ってるか??』


ぬいぐるみ?もしかしてスティッチの??

もちろん持ってるよ。