恋は永遠に

「やめてってば!!!」

「うるせぇ!面倒だ。こいつと一緒に来い!!」


男は真希をどこかへ連れて行こうとする。


「痛い!!離して!!!」

「や、やめてください!」


さっきまでびくびくしていた男の人が勇気を出して叫んだ。


「黙れ!!」


バシッと男の人が殴られた。


「最低!!!」


真希は男の人を殴った男をひっぱたいた。


「ってぇな!!」


男は腕を大きく上げた。

やばっ!殴られる。

すかさず自分の身を守ろうと腕でガードする。

殴られる!!!

ギュッと目を閉じた。



――バシッ――



あれ?痛くない。

私殴られてないの??

目をゆっくり開けると・・・、


「女に手ぇあげるとはなぁ・・・それでもお前男か??」


この聞き覚えのある声

あの時私を助けてくれた彼だった。

どうしてここに?