恋は永遠に

―ガチャ―


「何しているんだね!!」


先生がカッターを奪って投げた。


「切ったんだね、何しているんだ」

「死なせてよ!私を瑛のところへいかせて!!もう耐えられないの!!」

「いくらキミの大切な人が死んだからって、死ぬことはよくないよ」

「私、瑛なしじゃ生きられない!!」

「キミは瑛さんの分まで生きるんだよ?キミは死んではいけないんだ」

「瑛は、ああみえて寂しがり屋なの。私がいないとあの世で独り泣いていると思うの」

「死んで、ホントに幸せになれると思っているのか?」

「え・・・」

「死んだら何も出来ない。瑛くんを思うことも出来なくなるんだよ?」


ジンジンと痛む手首。


「手、出しなさい。治さないと」


真希はゆっくり手を差し出した。

先生は救急箱から消毒を取り出して包帯を巻く。


「浅い傷だからちょっとしたら治ると思うから、安静にしておくんだよ」

「・・・はい」

「それと、これ」

「・・・これは?」


先生からもらった一枚の紙。


「家に帰って、読んでください」

「は、はい・・・」


真希は手紙をちゃんと持ったまま瑛から傍を離れた。