「うわ!お腹いっぱい!ベッド借りるねー」

「食った後に寝ると牛になるぞ」

「なりませーん」


そう言ってベッドに潜り込む。


「勝手に寝てんじゃねぇ!!」


無理矢理真希から布団を奪う。


「ちょっと!寒い!」

「寒いわけないだろ!まだ夏だし!」

「でも夜だもん」

「いいからどけ!」

「やーだー」

「はぁー、たっく」

「瑛も一緒に寝よう」

「俺牛になりたくない」

「なるわけないじゃん!!」

「はいはい」


瑛も布団をかけてベッドに寝る。


「やっぱ二人じゃないとね」

「厚くね?」

「瑛とだし、平気」

「あ、そう」


真希は瑛に抱きつく。


「俺が暑い!!」

「我慢!」

「マジかよ・・・」

「抱きつきたいんだから我慢して」

「じゃぁ俺もする」

「ホント暑ーい!!」

「だろ?」

「でも嬉しいよ・・・」


嬉しい。幸せ。

ずっと幸せでいたい。