恋は永遠に

「うわ!相変わらずテーブルちっさ!!」

「うるせー!しょうがないだろ!」


また、始めてきたときのようにこのテーブルでからかう。


「買ってもらえばいいじゃん。大きいの」

「部屋が狭くなるからヤダ」

「わがままだねー」

「だいたい!イベントの食事以外は俺一人だし、この大きさで十分!!」

「へぇー。あ、それよりこれ!!」

「お前が言い出したことなのに・・・」


えへへ、と言ってバックからプレゼントを出す。


「はい!プレゼント」

「お、何が入ってんだ?」

「見てからのお楽しみ♪」


バリバリと袋を破っていく。

やがて小さな箱が出てきてそれを開ける。


「・・・香水?」

「そう!香水!私店で見たときこれが一番言い香りだって思ったんだ!付けて匂ってみて!!」


そういわれた瑛はシュッと香水を腕にかけて匂いをかぐ。


「どう?瑛は嫌いだったかな?」

「んー」

「ダメだった??」

「これマジサイコー!!!匂い濃くもなく薄くもなくちょうどいい!!ありがとな真希」


子供のように嬉しそうな顔。


「どういたしまして♪」


私はその顔が見れるだけで嬉しいよ。


「ケーキとか作ってくれた?」

「あ、ごめん!ケーキ失敗しちゃってお店で買ったケーキなんだ」


ごめ~ん、と言ったら。


「マジかよ!真希のじゃないんだ」


すごく残念そうな顔をする。


「だって、スポンジすごくまずそうだったし。これはヤバいと思ってさ」

「失敗した奴でもよかったから、久しぶりに食べたかったな。真希のケーキ」


私の作ったケーキが恋しそうな顔をした。

あのコゲコゲ・・・食べたいって思わないよね??


「ごめんね!今度はちゃんと作るからね!」

「約束!」

「うん、約束!!」