恋は永遠に

真希は自分の部屋に向かって階段を上った。

そして瑛が自分の部屋で待っているドアを開ける。


「瑛、ごめんね。急に望に電話させてっていって」

「いいよいいよ。そんなの構わないし」

「ねぇ、瑛。キスしよ」


真面目な顔でそう言った。


「いきなりどうした!!?」

「しようよ!だって全然してなかったし」


確かにそうだね。

だって、私が一方的に別れを言い出してその後は私たち会ってなかったし。

自然と黙ってしまった。


「・・・・・・」

「嫌だ?」

「いや、したい!!」

「でしょ?」


そう言って二人はキスをした。

久しぶりのキス。

そのキスはすごく激しくて、熱くて、とろけそうなキス。

私、瑛のキスじゃないといや。

他の人のキスなんてしたくない。

瑛のキスが一番好き。

世界中で一番好き。


「・・・瑛。大好き」

「俺も・・・」


二人は抱き合った。

もう二度と離れることはないのに、いつも以上に強く抱きしめた。