「また、がんばって働くから。そして新しい指輪買ってやる」

「ホントに?」

「マジで買ってやるから」

「嬉しい!」


真希は瑛に抱きついた。

ホントに子供のようだ。


「真希ガキみたいだな」

「ガキじゃないもん」

「だって俺よりちっさいし」

「あたりまえだよ!!だって女だよ?」

「それにしてもちっさすぎ。140か?」

「そんなにちっちゃくないもん!158あるもん!」

「嘘だー」

「嘘じゃない!!」


真希の頬が膨れる。


「あ、ふぐだ。真希ふぐになった」

「ふぐじゃないもん!」

「ふぐふぐ~♪」

「ち~が~う~~~~!!」

「あははははは!」


真希の部屋に響く笑い声。

二人だけの空間。

今とっても幸せ。