恋は永遠に

「はぁ、はぁ・・・はぁ」


もうすぐ結婚式場の近くなんだけど瑛はいるの??

帰っちゃったりとかしているんじゃないかな。

でも、秀光さんを信じる。

きっと待ってるって信じる。

そして・・・。

壁のとこにいる人影。

あれは・・・。


「瑛!!」

「真希・・・?」

「はぁ、はぁ・・・瑛」

「何しに来たんだよ」

「私、私!」

「言うな!!」


どうしても、伝えたい言葉なのに。

どうしても、言わないといけないの。


「私!瑛が好き!兄妹だって言われても好きなの!」

「・・・・・・」

「たとえ、私を嫌いでもいい・・・。ただ、私はどんな関係でも瑛が好き。大好き・・・」


また涙が出てきた。

けど、涙が出ようと大声で泣かない。


「じゃぁ、バイバイ・・・」


やっぱりダメだったよ、秀光さん。

信じてみたけど、待ってはなかったみたい。

もう、あきらめる・・・。

あきらめ・・・。