恋は永遠に

「ねぇ?君、上田真希ちゃん?」


突然誰かに声をかけられた。

顔を上げて見てみると、知らない男。

制服を見ると同じ制服だった。


「は、はい。そうですけど…」

「あ、やっぱりぃ?メッチャ可愛いから上田真希ちゃんかと思ったんだ。やっぱ可愛い〜」


男がジロジロと真希を見る。

何!!?この人!!気持ち悪い…。


「真希ちゃん、俺と付き合わない?」


――はぁっ!?――


この男何言ってんの!!?


「だからさぁ、付き合お〜」

「わ、私好きでもない人と付き合うことは出来ません!!」

「付き合ってから好きにってなることもあるしさ、ねー?付き合お?」


マジしつこい!!

なんで諦めないの!!?

嫌って言ってるのに…一発殴っちゃろうか?

そんなやっちゃいけないことが頭を過ぎった。


「やめてってば!!」

「ねー?付き合おー」


あぁー!もう!!しつこい~~~!!


「ちょっと、人の女に手を出さないでくれる??」

「てぇっ!!」


――えっ!?――