翌朝、真希は何もなかったように制服に着替えてご飯を食べて学校に行った。




「おっはよぉ!真希!!」

「あ、望!!」


真希は望のほっぺをギュゥッとつねった。


「いはい、いはい!!まひやめへー!!」


ほっぺをつねっているせいで上手く喋れてない。

そんなことはどうでもいい!!


「望!あんた男に望のケーバンを間違えて私の教えたでしょ!!!?」

「ふぇ?」

「とぼけても無駄ぁぁぁあ!!」


真希はさらに強くつねる。


「とほへてなんかなーーいっはーーーーっい!!!!」


ばっと真希の手を掴んで離した。


「だから!間違えて教えてない!!」

「へっ?」


え!!違うの!!?

じゃあ、誰が…。


「友達が真希のケーバン教えてって言ったから教えたの!けして間違えて教えたわけじゃぁない!!」


えっへん!!と、いばるように言った。


「それの方がもっと悪いわぁぁぁああ!!!」


真希はさっきよりものすごく強くつねった。


「いはーーーーーい!!!!!」


たっく!!どうにかしてるよ!!

私の許可無しに勝手に言うなんて…。

え、じゃぁ瑛って人は望の友達??