バトルは4本目の後半に突入した。晴久「ここから第3セクションか」健次「タイヤの消耗戦になってるな」渉「この勝負どうなる兄貴?」健次「そうだな、佐藤のスイフトターボが700馬力の車重1350にたいし鮫島のフェアレディZは750馬力の1750ある。ダウンヒルではフロントタイヤに負担が掛かるが、車重はフェアレディZの方が重い」渉「なら、タイヤの温存が勝負の分かれ目か?それならプロの鮫島有利じゃないか?」健次「さぁどうかなこのバトルは勝負を掛ける、タイミング、いや駆け引きで決まる、どこでスパートを掛けるかが最大のポイントなんだ」鮫島「うまくなったな佐藤、手強いぜ」晴久「やっぱ、プロはすげぇこっちはめ一杯なんだ、余裕なんか、ない」第4セクションに突入した。野原「どうみる」町野「そうだな逃げる佐藤は相当、追い詰められているはずだが、それ以上に、苦しいのは鮫島じゃないのか、これほど、佐藤のペースがこれほど上がるとは思ってなかったでしょうし、想定外の事態でしょうな」、晴久「鮫島さん、ヤバイ、必死にキープしていた車間が詰まり始めてる、こっちは地元なのに」鮫島「地元なんだろ、もっとアクセルを踏んでみろ」鮫島「どうした、もっとギリギリまで攻めろ」晴久「速い、張り付かれた」鮫島「死に物狂いで逃げてみろ」、最後のコーナーを抜ける。鮫島「リヤタイヤが限界に近い」晴久「下りでFFは邪道だったか、タイヤの余力があまりない、どうする、スパート掛けるか?どうすればいいんだ」晴久「いや、アクセル全開だ」、鮫島「何ここか?、オレの」鮫島「負けだ」フェアレディZが減速を始めた、鮫島「タイヤの限界を超えた、5本目を走る、だけのグリップ力はない」晴久「あフェアレディZが」、バトルは晴久が勝利した、渉「兄貴、スイフトターボが勝ったって」健次「そうか?」、