晴久は宇都宮医科大学に進学した。入学の翌日、同じ大学の1年、平田春香がグランドの近くの道を歩いていると、中学生が打った硬式の打球が飛んできた、すると晴久が球をキャッチした、中学生「うまい」中学生「誰だよ、しかし危なかった」晴久「どこかの練習試合か」晴久が球を返す、晴久「気を付けな、硬式は危ないからね」平田「ありがとうございます、うまい」平田「待ってください?」晴久「え」平田「私、宇都宮医科大学1年の平田春香です」晴久「宇都宮医大、オレと同じ大学」平田「えこれは出会い?」晴久「オレは佐藤晴久です」30分ほど会話し別れた、夜、春香が兄の吉典と晴久について話していると、吉典「あ知ってる」春香「え」吉典「オレ、リトルの時、確か6年生だったかな、全国大会の準々決勝で対戦してる、ホームラン2本と長打打ったけど最後の打席は抑えられたよ、すごい速い球投げる、ピッチャーだったな、リトルとシニアの最速記録持ってる、確か130kmと140km、イマダに破られてない、佐藤は打席でもホームランやヒットもよく打つ、スラッガーだった、しかも佐藤の所属していた八王子は夏の大会で優勝1回、準優勝2回、春の選抜で優勝1回、準優勝2回、佐藤が入団するまでは県大会、準決勝止まりだった」春香「え全国大会優勝、マジで、ヤッパリあのキャッチはマグレじゃなかったんだ」翌日、大学で、春香「佐藤くん」晴久「春香」、春香「私の兄、佐藤くんのこと知ってるよ」晴久「え」春香「兄、吉典っていうけど」晴久「平田吉典あオレから、同点ツーランホームラン打った人、今でも、はっきり覚えてるよ、すごいホームランだったから」春香「でも佐藤くん、投手やってたなんて、かっこいいよ、しかも全国大会で投げてたなんて、さらに優勝してるなんて」春香「ホームランはどんな投手でも打たれるから、仕方ないよ」晴久「まさか、僕と」春香「付き合ってほしいな、私」晴久「いいよ」春香「ありがとう」、翌日、春香「バッティングセンター行こ?」晴久「うんいいよ」、晴久のシルエイティでバッティングセンターに向かった。晴久が球を打ち返していると、メガネ男「うまい誰だよ」デブ「あ服部塾の佐藤じゃねぇか佐藤のチームって確か、リトル、シニアの全国大会で優勝してるんだよな、その時のピッチャーだ、しかも打席でもよく打つし」メガネ男「ヤベェよ一時撤収しようオレ、恥ずかしいよな」春香「なにあの2人」春香「佐藤君、すごい」翌日、晴久が春香を迎えに自宅に行くと、吉典「よぉ佐藤晴久」晴久「あ平田さん」吉典「久しぶりだな」晴久「はい」吉典「リトルとシニアの時のコト」晴久「オレは平田さんにホームラン打たれたこと、今でも覚えてますよ、すごかった」吉典「でも最後の打席はフライだったがな」春香「晴久」晴久「春香」吉典「軽く、キャッチボールしようか」晴久「いいですよ」