7本目に突入した。篠原「ヤバイよ」池上「俺たちとは次元が違うな」池上「さすが、少年野球で全国優勝はダテじゃねぇ」藤原「まずいな、くたくただ」晴久「この先の右コーナーで勝負に出る、行くぜ」渉「来るぞ」健次「来たな」、藤原「しまったアンダーを恐れて突っ込みが甘い」晴久が勝負に出る、晴久「ここだ」緩い右コーナーでアウトに出る、渉「何」藤原「何だとぉこんなところで」低速の左コーナーが迫る、藤原「行かせねぇ」晴久「勝負だ」健次「カウンターアタックか」2台フルブレーキング、晴久のハチロクが藤原のハチロクを抜き去った。渉「嘘だろ、抜きやがった」健次「なるほど」 藤原「負けた、スゲーな、長時間の横Gに耐え続けるスタミナ、どんなんだよ」池上「減速してる、勝負着いたのか」篠原「晴久」池上「どっちだ」池上「晴久だ」篠原「やったぁー、勝ったぁ」2人がクルマから降りた、藤原「お前のスタミナどうなってるのか?気になるんだ、俺は7本目ヘトヘトだったよ、過去にスポーツか何か、やってたのか?」晴久「6年前までリトルリーグに入ってたから」藤原「野球か?なるほど」篠原「晴久のヤツ、全国大会でエースだったんすよ、しかも優勝しちゃって」藤原「何何故、今」藤原「あ!!思い出した、オレ、中学の時、野球好きの親父に少年野球の、リトルリーグってやつの全国大会の見に行ったこと、あの時のまさか、東京八王子の超豪速球ピッチャーなのか?その後、シニアでも優勝して、よくわからないまま引退したって聞いた」晴久「あぁ理由はいいさ」藤原「ふん、そうか、相変わらず型破りだな、気に入ったぜ、また機会があったら会おう」晴久「あぁ!?」健次「いいの見れたな」渉「あぁ!ビビったよ、ギリギリの攻防だったな」、服部塾本部、服部「晴久、勝ったぞ、広幸の言う通りだな」鮫島「まぁ、あいつの桁外れのスタミナなら持久戦に持ち込めばいくらでも行ける、最初に食らいついていければ大丈夫だ、相手がオリンピック選手でも目じゃねーよ」服部「ふん」