晴久「あの時は後悔なんてない、日本一になれたんだもん、でも時々考えるな」、翌日学校で、篠原「赤点ギリギリだよ、良いよなぁ、晴久は、5教科で何点あった」晴久「450点」篠原「げぇー、オレの倍以上あるー」篠原「そういえば、晴久、陸上部、来年まで大会出場と部活動を自粛と制限してるってマジ?」晴久「あぁ!!木下先輩と大井先輩が強盗と無線飲食で逮捕されたからな、連帯責任見たいなもんさ」篠原「マジかよ?部停か?確かお前、全国大会出場できるはずじゃあ」晴久「あぁ全国大会出場は辞退になったよ」晴久「大会出場は来年一杯取り止めで、練習はやりたい人だけ自主トレするぐらいかな、まぁオレは自主トレするぐらいなら、野球部、見てくるわ」、晴久が通う、県立日光東高校の野球部は県大会で3回戦がやっとのレベル、野球部が練習していると、晴久がやって来た、部員の打球が近くを歩いている女子にめがけて飛んでいく、佐分利京一「あ危ない」、晴久がグローブで直前でキャッチ、佐分利「あ助かった」堀山監督「硬球を怖がらずに、うまいな、確か、あれは陸上部の佐藤、確か、佐藤は中学の時、栃木に引っ越してきた、生まれは東京、確か、5年前、日本一の群馬リトルが全国大会の決勝戦で延長戦の末、東京八王子リトルに負けた、その時の八王子のエースが、さらにシニアでは全国大会で中1の時は準優勝、2度の優勝、」晴久「大丈夫」沢村梨絵「はいありがとうごさいます」沢村「うまい」、堀山「佐藤君」晴久「はい」、堀山監督「君、5年前にリトルリーグの全国大会で優勝した時の八王子リトルの投手」晴久「そうだけど」堀山監督「やっぱり」晴久「左腕で投げれるよ」堀山監督「なら是非、野球部入ってほしい」晴久「お断りします、野球に未練ないし」堀山監督「そこを何とか?お願いします」晴久「うぅん、オレ、熱い人、苦手なんだよな、オレ、やってやろうかな、あいけない、熱くなってきた、指導ならしますよ、甲子園に連れてってやりますよ」堀山監督「ありがとうございます」晴久「オレ、5年前の全国大会の決勝で甲子園球場で投げてるし、その時の楽しさを他の人にも味わってほしい」堀山監督「ありがとう」晴久「さてと、実力拝見しますか?」佐分利「陸上部の佐藤じゃねぇか?」晴久が打席に立つ、「5年ぶりだな」、佐分利「陸上部に打てるかよ」、晴久は初球を見送り、2球目をホームランした、佐分利「あれ、そんな」堀山監督「なるほど」田中修二「誰だよ、アイツ」晴久「いい球だな、130くらいかな」佐分利「クソー」佐分利はそれから変化球含めて10球ほど投げるが、晴久は全て打ち返し、長打やセンター前に運ぶ、佐分利「そんな、通用しない」佐分利「佐藤、どうなってんだよ」傍島裕治「あ知ってる、佐藤って、5年前、リトルリーグっていう少年野球で全国で準優勝と優勝した時の投手だよ、オレ、その試合見に行って、すごすぎて未だに脳裏に焼き付いている」佐分利「何、面白い、ノックだ」、晴久がサードへ、晴久は田中の打球をキャッチし、送球、堀山監督「うまい、今の厳しい打球を取るとは」佐分利「やられたぜ」、晴久「佐分利さん、あなたが投手?」佐分利「あぁ!!、どうして打たれるのか分からねぇ、球速は130くらい出ているし、変化球もカーブとシュート、フォークとある」晴久「ストライクゾーン、何分割している?」佐分利「インとアウトぐらいかな」晴久「なるほどね、打ちやすいね」佐分利「何」晴久「コントロールが課題ね」晴久「あと、9回まで投げるの、疲れる?」佐分利「当たり前だろ、しんどいよ」晴久「スタミナも課題かな?」佐分利「そんな」栗原神弥「リトルリーグとはいえ日本一はこんなにすごいのか?さっきのサードゴロ、オレでも取る自信無かったぞ」佐分利「佐藤、オレ、甲子園行きたい、みんなと」晴久「全力で応援するよ」晴久「指導、付き合うよ」佐分利「悪いな」、晴久は1回帰宅し、スイフトターボで学校へ、晴久がバットで球を垂直に打ち上げた、佐分利「うまい」、田中が取る、晴久「ナイスキャッチ」、佐分利「キャッチャーフライってこんなにきれいに上がるのかよ、5年前とはいえ、全国レベルってこんなに高いのかよ」2時間ほど指導して、佐分利「佐藤って、リトル時代、18mから9分割投球出来ていたってマジか?ネットにそう出ていたから」晴久「はい」佐分利「しかも小6で130km出ていたらしいな」晴久「はい、でもコントロールは何千球いや何年もひたすら練習して身につけたもんなんだ、佐分利さんも出来るよ」佐分利「そうか?」晴久「でも、やり過ぎて肩を壊してしまったら、意味がないし辛い、無茶しないようにな」佐分利「はい」、外野手の田中には、晴久「一流の外野手は目だけでボールを追うだけじゃない、打音で方向や位置を予測して、取るのさ」田中「ありがとな」志水孝行「佐藤は、プロ目指して野球やっていたの?もし肩壊さなかったら、プロ行く?」晴久「行かないよ」栗原「え何で」晴久「オレはプロ野球に興味はないオレは野球が好きだからさ、それに野球を通してチームメイトと交流して、人間として成長していく」佐分利「そんな」晴久「将来は医者になりたくてな、人を助けたいんだ」佐分利「医者か?」宮田忠幸「すごい、この人」、晴久がスイフトターボに乗り込み、晴久「明日も」宮田、佐分利「ご指導よろしくお願いします」晴久「あぁ」、帰宅後、龍之介「野球部どうやった?」晴久「まあまあのレベルだな、5年前の9番からアウト1つ取れないのはちょっとな、今さら野球する気ないし」