全国大会決勝戦、八王子リトル(西東京)は晴久が1回から登板し、群馬リトル(群馬)に先制されたが、6回表に晴久の二塁打で同点(8−8)に追い付き延長戦に持ち込んだが15回裏二死でランナー三塁で池田のミスで打者の振り逃げでサヨナラ負けとなった、美帆「お兄ちゃんたち、負けちゃった」友理奈「でも」、挨拶が終わり、晴久「負けちゃった、ホームラン2本打たれたよ」美帆「でも、かっこよかったよ」晴久「美帆」母親が晴久のとこへ、友理奈「晴久」晴久「まさか母さん?」友理奈「母だよ、ごめんね、私のせいで、一生消えない傷、つけて」晴久「いいんだ母さん、母さんは悪くないよ、僕、負けちゃった」友理奈「でも、すごかった、日本一相手によくがんばったよ」、晴久「ありがと」、山下監督「今日は、総力戦だったよね、そして負けた」帰り道、空港で友理奈、美帆と別れ、フェアレディZの車内で、龍之介「よく頑張ったな、晴久」晴久「でも負けた」龍之介「あと少しだったな、ホントに紙一重の勝負だったと思う」晴久「全国2位か、でもやっぱり優勝したい」龍之介「さすが首都高最速の息子だな、今日の試合、感動したよ」すると晴久が寝た、龍之介「寝てるな、晴久、延長15回はこたえたな」翌日朝8時、自宅、晴久が起きた、龍之介が新聞を見ていると、昨日の決勝戦が載っていた。龍之介「晴久、すげぇな」宮田家、美帆「お兄ちゃん、新聞に載ってるよ、すごい、全国、準優勝って」、翌日、池田たちが晴久の自宅に、美帆と友理奈も来ていた、池田「宮田さん」、美帆と友理奈「池田さん」、10分後、美帆「実は」晴久「美帆、話しても」池田「え」龍之介「私が話そう」龍之介「晴久と美帆は、私と友理奈が引き取ったんだ」池田「え」晴久「実の両親は死んでしまって」泉「そんな」池田「佐藤」中谷「親が亡くなったって…いつ?」龍之介「父親は美帆が生まれてすぐ、ガンで亡くなったんだ、母親は晴久が小学校に上がる直前だったな、突然だったな、車にはねられて、事故だった」、泉「かなり前だな」晴久「母さんが亡くなったの、僕が野球始めてすぐだった」池田「そうかたくましくなったな、佐藤、全国2位まできたな、来年こそは」晴久「今度は優勝するよ」池田「俺たち、優勝しなきゃあなこうなったら」、9月に入った。秋の予選が始まった(関東秋季大会)、小谷「オレ、何本ホームラン打たれるかな」初戦の相手は宇都宮リトルだった、小谷は先発、晴久はサード、小谷は一死満塁で、平田を迎える、平田「何だよ、こうなったら、打ちまくって、佐藤を引っ張り出してやる、オレは佐藤とやりたいんだよ」平田は初球をホームランした、平田「出てこい」小谷「やられた、満塁ホームランだ、いきなり4点かよ」池田「まだ4点だ、気にするな」小谷は3回までに10点失い、ノックアウト、被本塁打は4本、小谷「あちゃー、ボコボコだオレ」4回から伊藤が登板した、試合は8−12で八王子が敗れ、シード権は取れなかった、晴久「シード権なんかいらないだろ、こざいく不要」