三橋「速い、追いつけない」片山「勝てる、俺が服部塾を止められる」、晴久たちにも連絡が入る、晴久「分かった」渉「第4セクションに入った。まずいなこのままゴールされたら、三橋の負けかよ」桐山「服部塾始まって初めての黒星になるなでも」晴久「何諦めてるんだ…まだ勝負は分からない、このバトル、どちらかがクラッシュするかもしれないな」渉「クラッシュって…」晴久「ここからの先の区間は路面の凍結がなくなる、だが、保証は出来ない」渉「でも、オフィシャルによると、第4セクション、雪は全くないそうだ」晴久「そのオフィシャル、路面歩いて確かめたのか」渉「え?」晴久「だろうな」葛山「しかし、5本目終えたとき、三橋は凍結なんか無いって言ってたぞ」晴久「さぁ…どうかな、1本目から6本目まで全く同じラインで走るとは限らないぜ、特に相手の車が見えなくなって余裕があるときなんかは、特に、このコンディションなら、しかもゴール直前、オレなら下手にペース上げて、攻め込めようなことはしない、相手との距離を計りながら、ペース配分を行い、追い上げてきてから、一気にスパートを掛ける」葛山「あ」葛山「でも、相手は地元なんだし、雪の日も走り込んでる、アイスバーンの発生地点も知り尽くしている」晴久「だが、相手は自然なんだ100%では行けない」三橋「落ち着け、見た目、さっきも凍結はなかったけど、絶対じゃない、下手にペースを上げるのは愚の骨頂なんだ」、オフィシャルから今、2台が第4セクションの後半に入り、三橋の車は、4秒遅れてると連絡が入った、晴久「4秒か?80mほど離されてるな」渉「チェ厳しいな」桐山「80mか?苦戦どころか」、最終コーナー手前。三橋が徐々に差を詰めていく、片山「車間が詰まり始めてる、5本目、凍結はなかった、限界近くまで攻めこんで、終わらせる」三橋「最終コーナーだ」片山「よし凍結はない。行くぜ」三橋「あライトの反射」三橋はラインをずらした、片山「な三橋さん、ラインが甘い、諦めたのか」、コーナー出口、片山のハチロクがブラックアイスバーンにすくわれ、片山「な」スピンした、片山「いや、三橋さんも」三橋のハチロクはブラックアイスバーンをかわし、片山のハチロクを抜いてゴールした。片山「負けた、地元の俺が、ブラックアイスバーンに足すくわれたなんて…」三橋「オレ、勝ったんだ」、晴久たちに、連絡が入った。晴久「片山のハチロクがブラックアイスバーンでスピンし、三橋の勝ちだ」渉「ふんとうとう関東エリア制覇か」町野「すごいな服部塾は」野原「まぁな」