バトルは2本目の第4セクションに入った。三橋がアップを始めた、桐山「まだ、ヒルクライムは終わってないですよ、3本目あるかもしれんし」三橋「いや、2本目で終わると思います。間違いなく」晴久「三橋が断言すると、意味深いな…何故?そう思う…」三橋「今日の美帆さん調子すごくいいんです走りが」晴久「よく見てるな」三橋「一緒に走ってきたんで、感じますよ…絶好調だと思いますよ相手はプロだけど、今日の美帆さんはそれ以上ですよあんなヤバイ人が、味方で助かりましたよ」美帆「行くよ、この区間でイッキにスパートをかける」山口「速い、雪に弱い、FRがこんなにも速いとはな…滑る路面でのアクセルワークがうまい、バカな、ギリギリ、ホイールスピンしない、領域でコントロールしてるのか?、こっちは、最新型の四駆なんだぞ、ついていくだけで、キツイ」、国枝「第3セクションの区間タイムが出ました」若松「何なんやこのタイムあかんゎ、自殺行為や、速すぎる…、雪でこんなペースあり得へんわ付きあっとったらダメやで、命がいくつあっても足りへんぞ、佐藤兄妹は喧嘩慣れして分だけ、公道での喧嘩なら向こうが上乗り越えてきた修羅場が違う…むきになるな山口さんだけどモータースポーツなら、山口さんのほうが上こんなペース、長くはもたん」山口「楽しいぜ」、山口「これ以上離されたらヤバイだろ、この先に、4秒の全開区間があるんだ、トラクションとパワーで詰められる、もっともっと、攻めるんだこっちは型遅れのFRより遥かに限界の高い最新型の四駆なんだ向こうよりも速い、スピードで曲がれるはずだ、このコーナーの先に、アクセルを踏んで踏んで」、コーナー出口で35GTRがスピン、山口「な…」、しかし美帆はアクセルを緩めず、ゴールまで走りきっていった、ギャラリー「有り得ねぇよこんな大雪で100km以上は出ている恐ろしいぜ」若松「そうか山口さんが負けたかこうなったら車のアドバンテージは関係ないやろ…人間はすごいもんや」晴久「分かった、35がコーナー出口でスピンしたそうだ、やったな美帆」三橋「すげぇ美帆さん、雪の上りで35GTRに勝つなんて、しかも相手、プロだし」山口「負けました、すいません」若松「謝ることはねぇ恐るべし…服部塾」、ギャラリー「上りはシルエィティが勝ったって…有り得ねぇよあの35が負けるなんて、しかも、プロの山口さんだぜ、佐藤兄妹はスゴイクレイジーだよな、でも、ホントにヤバイのは下りだぜ、凍ってるし、この勾配…明日のバトルは伝説になるぜ」晴久「本当にヤバイのは明日のダウンヒルなんだ服部塾始まって初の試練になるな」