美帆がシルエィティで上りのプラクティスをしていると、低速コーナーの手前に、オイルが撒いてあり、美帆「あ」シルエィティはスピンし、イン側の土手に接触した、美帆「私、どうしよう」美帆は車をバックさせて、足回りを確認すると、美帆「まさか」葛山に美帆から連絡が入った、葛山「どうした」美帆「どうしたも、あったもんじゃない、あいつらはどこいった?」葛山「なにかあったのか?」美帆「オイル撒いてきやがった、私は無事だけど、シルエィティが、」。晴久たちが駆けつける、美帆「あいつら」晴久「美帆」美帆「足回り」晴久「やはりな修理が必要だな、通常走行は出来るが、バトルは無理だ」美帆「バトル、明日だし」晴久「修理は3日後になる。間に合わないな三橋にハチロクで両方走ってもらうしかないな」三橋「俺が上りも」晴久「最悪そうなるかもしれない」三橋「分かりました」美帆「あいつら、ボコボコにしてやんないと、気が済まないクルマ借りるぜ、しばいてやる」晴久「やめろ、美帆、無駄なコトだ」美帆「私のシルエィティ傷つけられて、黙ってらんない」晴久「いい加減にしろボコボコにしたところで意味はない年少でアタマ冷やしてきただろ、まだ分からないのか」美帆「分かったよ、兄さん」晴久「相手も悪いが、あんな低俗な連中の罠にかかるお前が悪いんだ」美帆「そんな私だけの」晴久「そうだ、この事故は全部、お前の責任、ミスだ、プラクティスだからって、気抜いているからこういうことになるんだ、今回はギャラリーして、反省してこい」美帆「ごめんなさい、お兄さん」美帆は車の中で泣いていた、渉「全部、美帆さんの責任じゃないばすだ、道はきれいなんだし、予測出来ない、もし予測していても、道幅一杯にあったら、あのスピードではかわせない、晴久って滅茶苦茶なクレイジーなとこあるよな」美帆「いゃ兄さんなら何事も無く、通過する、だから私、悔しいの、自分が未熟過ぎて、お兄ちゃんに迷惑掛けて、頼ってばかり、兄が野球を諦めたのも、私が逮捕されたからなの、兄は違うと言うけれど」、晴久「渉」渉「あ」晴久「一度、自宅に戻る、忘れ物をした、ワンボックスはパーツ入ってるし、あまり動かしたくない」渉「わかった」、晴久「ホテルに戻るように、シルエィティは待非所に移動させておいてくれ、葛山はついてきてくれ」葛山「分かった」、30分後、渉「なぁ晴久、美帆はお前に迷惑掛けて頼ってばかりって言ってた、頼られっぱなしだな、世話焼かすっていうのかな、でもまさか元レディースで年少行ってたとはな?しかも年少の件で野球を辞めるはめとは、その件がなけりゃあドラフト1位だったな」晴久「それは違うな野球を辞めたのはオレ自身の判断なんだ、美帆が勝手に思い込んでいるだけなんだ、美帆に責任はない」晴久「俺が美帆を助けたコトよりも、俺が美帆に助けてもらったコトの方が遥かに多いんだ」渉「そうなのか」晴久「オレはだらしない兄貴なんだ」葛山「オレは、2人の話。入りづらいな」渉「晴久がだらしない、マジかよ医大生で、そう見えねぇな」渉「明日のバトル、上りはどうするんだ、三橋が走るのか?」晴久「まさか美帆がスイフトターボで走るそれだけ」渉「ふんやっぱりな」その頃、三橋たちはホテルでゆっくりしていた、三橋「美帆さん…お兄さん、厳しいですね」美帆「いぇ兄はあぁ見えて、優しい人なんです私のコト、いつも心配してくれる、私が覚醒剤事件で逮捕されて、年少行ってるときも、何回か面会に来てくれた」三橋「へぇー晴久さんて、相手が暴走族でも、対等に渡り合えるんだ、すごいな」美帆の記憶、再現「美帆「兄さん、高校では野球やめるって」晴久「悪いなURには行かない、今日、正式に日光東高校の合格通知を受理した、普通に勉強して医者になりたいさ、投げているとこ、見せられなくてごめんな美帆」美帆「私が、あんなことするから、ごめんなさいお兄ちゃん」晴久「美帆のせいじゃないよ、美帆は悪くない、退院したら、大検取って、頑張れよ、お前なら出来るさ、何せ…全国大会優勝投手の妹何だからな」三橋「美帆さん」三橋「晴久さんならあの場所、ぶつけずに行くだろうな、確信あるんだ、首都高でポルシェ乗りの島原とバトルした時、晴久さん、初めて走るコースなのに、あり得ないハイペースで先頭走ってましたし」、晴久たちは、晴久「俺が中学まで野球やってたの知ってるだろ?」渉「あぁ」晴久「その時は、かなり美帆に助けてもらったんだ、美帆がいなけりゃあ、全大で優勝なんか、出来なかった、チームメイト以上に心の支えになってくれた、今日みたいなことは、当たり前なんだ」渉「晴久って…ピッチャーやってたんだよな」晴久「あぁ全国レベルのスラッガーとの対戦は、はっきりいって、厳しかったな何本もホームラン打たれたしな、美帆は部活経験がないゆえに理不尽な目にあっていないのが、弱点なんだ、あのぐらいのコトで根を上げていては、神奈川エリアで勝ち抜けない、それに美帆は、誉めてやるよりも、厳しく指導し、ヘコませるほうが、伸びる性格なんだそこがオレに似てるな、オレよりもレースのセンスはある、今だからいっちまうが、オレは美帆を起用するかどうか悩んだよ、三橋に比べれば、まだまだ未熟だったしな、実の妹だけに、ヒイキメが入るのは避けたかったし」渉「そうか確かにな」、晴久の自宅に到着、晴久「渉、葛山、泊まってけ」、葛山「すげぇ全国大会の表彰あるし、かっけぇなリトルリーグとシニアで優勝かよ」晴久「そこまで行くのに、散々、しごかれて、泣かされて、ひどい目にあったけどな」晴久「なんせ…オレはリトル入ってすぐの4年生だったかな、初めて投手やった時の試合の相手は、町田シニアだったよ、全国大会のスタメンが4人いたな」葛山「やばくね小学生が中学生に勝てるわけないよ」渉「それが勝ったんだろ」晴久「ホームラン3本打たれて、マウンドでは泣いて、5点取られたけど、結果的には、勝ったよ」葛山「げすげぇでも、イジメじゃねぇかよ」