塩屋公「いよいよ、今日、服部塾遠征部隊のプラクティスが始まるな」黒薙州「俺たちはチームを作って5年になるんだ」塩屋「少なく見積もっても、2000本は走っている」黒薙「確かに」塩屋「何が栃木最速だ、プロのレーサーを輩出してるから何だよ、ビビることはねぇあのホームページムカつくぜ」黒薙「そうだな、ギャラリーも来てるし、明日は勝つ」30分後、遠くの方でエキゾーストが、黒薙「来たな」ギャラリー「来るぞ、服部塾だ」4台のクルマが並んでドリフトしながら走ってきた、先頭はシルエィティ、2台目はスイフトターボ、3台目はハチロクターボ、4台目はRX7、ギャラリー「スゲェ寄せながらドリフトしてる、うまい」ギャラリー「2台目のスイフトターボ、FFなのに、うまぃ」黒薙「3台目は何だ?ハチロクか」塩屋「なハチロクふざけやがって」小倉「うまぃ4台並んでのドリフト」塩屋「あんなもんはただのパフォーマンスだあれは寄せていく方が難しい。ドリフトしながらラインを自由に変える技術がないと出来ない」小倉「相当速いんじゃあ」塩屋「服部塾ならそのくらい、アサメシマエだろ」黒薙「相変わらず強気だな」、晴久たちがクルマから降り、晴久「服部塾の佐藤晴久です」塩屋「土佐フルアクセルとう、チームやってます、リーダーの塩屋公です」塩屋「若いな」塩屋「俺たちが相手させてもらうよ、下りは俺のロードスター、上りは黒薙のS15シルビアターボでな」晴久「こちらが、うちのエースです」晴久「下りはハチロクターボ」晴久「上りはシルエィティ」黒薙「なシルエィティのドライバー、女」塩屋「ふんオモシレェ」塩屋「ハチロクのドライバー、さらに若いな」、晴久「三橋、プラクティスは明日の朝までだ、80%で走れ」三橋「はい」晴久「美帆、あえてアドバイスはしない、どこで勝負掛けれるか?考えながら走れ」美帆「兄さん分かった」、塩屋「州、俺たちも行くぞ」黒薙「あぁ」渉「ふん服部塾をなめるなよ」、渉「晴久、美帆もかなり成長したなツインドリフトが出来るとは?」晴久「まぁな時間は掛かったがな、今の美帆なら明日のバトル、勝てる」渉「ふんさすがだな兄貴に勝っただけのことはある」、翌日、夕方、渉「ヒルクライムは途中、道が工事の関係で狭くなってんな」晴久「そうか」渉「狭いとはいえ、道幅は3m55あった、測量してきたからな」晴久「美帆のシルエィティは169、相手のS15は169.5だ、ミラーをたためば、並んで行けるな」美帆「兄さんってすごいな」