基樹「この４本目、勝負が決まるぜ」柳瀬「どういうことだ？」基樹「４本目、鉄矢にチャンスが来る？分かるか？」柳瀬「分かった、そういうことか？駆動方式の違いだろ？ＦＲは車を加速させるのは、リアタイヤの仕事だけど、ＦＦは突っ込む時も加速するときもフロントタイヤに負荷がかかるただでさえ、ダウンヒルはフロントタイヤに負担がかかる上に、いろは坂は勾配がきつい、さらにコーナーもきついんだ、パワーも高い、それがタイヤにダメージを倍増させる、先にスイフトターボのタイヤが苦しくなる」バトルは４本目の第３セクションに突入した。晴久「チェ」第４セクションに入った、晴久「クソー、フロントタイヤの食い付きが、２本目のスプリントで無理に行きすぎた、厳しい、ラストの中高速セクションでパワーの差で引き離すしかない、服部塾のナンバーワンの意地を見せてやるぜ、」第４セクションの最終コーナーが迫る、三橋「勝ちたい、最後のコーナーで勝負かける」晴久「勝負だ、三橋」、最終コーナー、晴久のスイフトターボがアンダーを出した。晴久「なアンダーを」晴久「クソ、オーバーステアで」晴久はサイドブレーキを引き、軽くスピンに持ち込み、アンダーステアを消す、三橋「ウソ、アンダー消した」、しかし、スイフトターボはオーバーステアに陥り、三橋「あぁ」、その横をハチロクターボが抜いていった、スイフトターボは180°ターンしガードレールにヒットし止まった、晴久「俺の負けだ、世代交代だな」、鮫島たちに連絡が入る、渉「バカな佐藤が負けたなんて」服部「ふん三橋鉄矢、その名前、覚えとくぜ」ギャラリー「佐藤のスイフトターボがガードレールにヒットしたらしいぞ、佐藤が負けたって、有り得ねぇ、６００馬力のスイフトが敗れるなんて」晴久「板金、掛かるな」三橋「……」、３０分後、晴久がスイフトターボでパノラマレフトハウスに戻ってきた。三橋「佐藤さん、オレ、勝ったなんて」晴久「条件は同じ、俺の負けだ、すごかったよお前は？」、三橋「……」晴久「今度、時間有ったら」三橋「はい」