地獄のハーレム

次の日……
ビーチに集まったクラスメイト達。
一樹は少し寝坊して現れた。

--やっぱり由紀は来てないのか
「一樹!おせーぞ!!」

「カズくん♪一緒に食べよう」
「あぁ。」

--メイちゃんは俺の事を見てくれてる……でも……
「わりぃ……ちょっと夏風邪引いたみたいだ……帰るね」

「えっ!?じゃあ家まで送るよ」
「大丈夫。一人で帰れるから……」

半ば強引な事を言ってメイから離れた一樹はビーチの上へと続く階段を上がった。
「ありゃ…一樹帰っちまった。まぁ大丈夫だろう。メイ、焼けたぞ~」
--諦めわりぃな一樹は……でも安心しろ一樹。メイは俺が止めておくから。


「わりぃみんな……全部ケリ着いたら時間取るからな。今は俺のワガママ聞いてくれ」
--由紀を探そう。まずは昨日のキスの事から聞かなきゃ

先ず一樹が向かったのは昨日フラれた公園……