一方、自宅へと帰ってきた一樹は……

「あ~もう何やってんだ俺は……リセットしに散歩に行ったはずが何で由紀に告白してんだよ……」

一樹の携帯が鳴り響き、とっさに取った一樹。

「何だ……アケミかよ……ゲーセンならパスだぜ。俺はそれどころじゃない……」

「傷心の一樹くん!明日バーベキューやるぞ♪」
「傷心って…何で知ってんだよ」
「オジさんは全部知ってるよ~由紀に--」
「あ~もうそれ以上言うなよ。余計ヘコむ」

「じゃあ決まりだな♪明日昼にビーチに集合!!」
「ちょっと待て……由紀は来るのか?」

「いや…誘ったんだがそんな気分じゃないって…元気なかったぜ」

--何でフッた由紀が元気ないんだよ。あのキスで由紀の中ではクラスメイトに戻ったんだろ?
「そっか…分かったよ。明日の昼な」

「あの事はまだみんなには言ってないからな~」
「出来れば一生言うんじゃありません!!」

電話を切りベッドに倒れ込んだ一樹。
--まさか由紀はフッた事を後悔してるのか?それならまだ俺にもチャンスがあるかもしれない