悶々としたまま結局電話を掛けずに終わった次の日。

「お姉ちゃん、愛ちゃんと遊びに行ってくるね」
「うん。いってらっしゃい」

--結局一樹に電話しなかったな……普通に今日が学校なら…一樹にも会えるのに
「私…どうしちゃったんだろう…一樹に会えないのが不安でしょうがない…」

数時間後……
未来を動かす着信がなった。

「一樹!?もしもし!」

「うん……分かった。海の見える丘公園ね…すぐ行く」
--伝えたい事があるって言ってた。なんだろう……

由紀は急いで準備を済ませ一樹の待つ公園へと走った。