地獄のハーレム

一樹は残ったビールを流し込みジョッキを叩きつけた。
「まぁ男らしい♪お腹空いてない?締め作るよ」

「お願いします」

ふと全員が寝ているテーブル席に目をやると未だに起きないクラスメイト達。
「まだ起きないか……」

「あの娘達はいろいろあったけど今は本当に楽しそう。あなたが居るからかもね」

「………」
--そうか……少しずつでもみんなの苦しみを救えてるならうれしいな。

締めのお茶漬けを食べ終えた辺りで徐々に起き出してきた。

「やっと起きたか……そろそろ帰るぞ~」
「う~ん…カズくん。お水ほしいよ~……」

「水だな……山ちゃんごめん、水人数分お願い出来る?」
「りょ~か~い♪一樹くんに呼ばれちゃった♪」
--面倒見がいいのはおじいちゃん譲りかな?あの人もよくあなたがさっき座ってたカウンターに座ってたのよ

「みんな、それ飲んだら帰ろう。さすがに迷惑だから」
「そうだな。ってか由紀が起きないんだけど……」

「歩けな~い……羽田……おんぶして」

--マジかよ……
「あはは一樹ご指名入りましたぁ~ちゃんと送り届けろよ~」