「始まったら俺にボールくれ」
「もしかして…」
「挨拶代わりにゴール決めてくる」
ピーっ!!
審判のホイッスルが鳴り渡り由紀から一樹にパスが出る。
「いっけ~!!カズくん!!」
トップギアに入りフィールドを駆け抜けていく。
相手を華麗に一人、また一人と抜いていく……そして最後のディフェンダーを……
「抜かせない!」
「もう抜いた♪」
ヒールリフトで後ろから前にボールを上げていた一樹は相手の後ろに回り落ちて来たボールをダイレクトでゴールに叩きこんだ。
「ゴーーール!!!」
「すごい……」
ーー羽田とサッカーしてこんな凄いプレーは何回も見てきた。その度に国立行ってほしいって思ってた。本人だって国立、その先のプロだって視野に入れてただろうし……
「何暗い顔してんだよ。ほら、ボール奪ってカウンター攻めるぞ」
「う…うん」
終始相手ゴールを襲い続けた一樹達。
ピッピッピー!!!
「しょ~~うり!!!」
「一樹スゲーぜ!!」
「8対0で2年A組の勝ちです」
「このまま行くぜ」「次はどこだ?」
[まもなくバスケット第二コートで3年A組対2年A組の試合を開始します。出場選手は速やかにコートへ集合してください]
「行くぜ!一樹」
「おう。バスケはみんな任せた。ゴール下は任せてくれ」
「あの男は来ないみたいだね。後ろであくびしてるよ」
「3年をなめてるのか…ここで負けるつもりがないのか……どっちにしても潰すわよ」
「おぉ!」
ーー何かコソコソ話してるな……俺を潰しに来るか?
「ここまで来れるかな?」
試合開始前からウズウズしてるアケミ……
「もしかして…」
「挨拶代わりにゴール決めてくる」
ピーっ!!
審判のホイッスルが鳴り渡り由紀から一樹にパスが出る。
「いっけ~!!カズくん!!」
トップギアに入りフィールドを駆け抜けていく。
相手を華麗に一人、また一人と抜いていく……そして最後のディフェンダーを……
「抜かせない!」
「もう抜いた♪」
ヒールリフトで後ろから前にボールを上げていた一樹は相手の後ろに回り落ちて来たボールをダイレクトでゴールに叩きこんだ。
「ゴーーール!!!」
「すごい……」
ーー羽田とサッカーしてこんな凄いプレーは何回も見てきた。その度に国立行ってほしいって思ってた。本人だって国立、その先のプロだって視野に入れてただろうし……
「何暗い顔してんだよ。ほら、ボール奪ってカウンター攻めるぞ」
「う…うん」
終始相手ゴールを襲い続けた一樹達。
ピッピッピー!!!
「しょ~~うり!!!」
「一樹スゲーぜ!!」
「8対0で2年A組の勝ちです」
「このまま行くぜ」「次はどこだ?」
[まもなくバスケット第二コートで3年A組対2年A組の試合を開始します。出場選手は速やかにコートへ集合してください]
「行くぜ!一樹」
「おう。バスケはみんな任せた。ゴール下は任せてくれ」
「あの男は来ないみたいだね。後ろであくびしてるよ」
「3年をなめてるのか…ここで負けるつもりがないのか……どっちにしても潰すわよ」
「おぉ!」
ーー何かコソコソ話してるな……俺を潰しに来るか?
「ここまで来れるかな?」
試合開始前からウズウズしてるアケミ……

