メイのクッキーを食べながらアルバムを見ていた一樹はふと我に帰る。
「うわっ！何和んでクッキー食べながらアルバム見てんだ……俺。勉強しなきゃ」

「そういえば今日は勉強するんだったね～アケミは来ないし3人でやろうか」
「そうね。アケミは知らない。で、羽田はどこを聞きたいの？」

「英語がさっぱりだ……」
「これは鉛筆です。書いてみて」
「バカにしてる？中学生レベルじゃん」

［This is a pon］
「こうだろ～」

「バカ過ぎる。何よポンって～♪麻雀じゃないのよ！！」
「あはは♪」
「くっそ～やべぇな……久しぶりに本気出すか」

集中して勉強に取り組む一樹。
ぐんぐん成長を見せ最後の確認テスト……

「すごいっ！カズくん全問正解だよ」
「っしゃあ～♪」

「これでテストは大丈夫だね」
「ありがとうメイちゃん。それに尾崎も」
「テストは通過点でしょ。あんたは球技大会勝ちに行くんでしょ」

「あぁ。俺は絶対にサッカーに出る！！」