地獄のハーレム

放課後……
「おっ!これは……ウワサの神拳5のアーケードではありませんか~由紀達には悪いけどちょっと寄り道して……」
ゲームセンターに吸い込まれていくアケミ。千円札を両替し、格闘ゲームに座った。

………………
…………
……
「アケミ遅いね……」
「自分から頼んできて来ないつもりかしら」
「あいつ補習確実だな♪」

「ねぇメイ。昔のアルバムとかないの?」
「あるよ~。見る?」

メイが取り出したのは小学生の頃のアルバム。
「うわぁ~メイ可愛い~♪」
幼い頃、滝沢町にいた頃の思い出がいっぱい詰まっていた。

「ねぇ……これって羽田?ほとんど一緒にいるけど……」
「そうだよ♪小さい頃のカズくんも可愛いよね」

「ま…まぁね。でもあんた……何で写真の9割がサッカーボール持ってんのよ…」
「ボールは友達のサッカー大好き少年だったからな~♪今でもだけど」