しばらくメイの横を歩き、商店街を抜け学校を越えたあたりでメイが動きだした。
「カズくん、ここからは目隠ししてね」
「え?何で?」
答える前に一樹の目を覆い隠し、再び歩きだした。
やがてたどり着いたのは、大きな豪邸。
一樹は初めて来る場所だが、目隠しのせいで建物の驚きはない。
「こっからは靴脱いでね~」
ーーどこかの家か?スリッパみたいなのに履き替えた……
「カズくん、目隠し取って良いよ」
恐る恐る目隠しを外し、顔を上げると……
「一樹!!」
『退院おめでとう!!!』
無数のクラッカーの先に、クラスメイト達を見た一樹。
「みんな……」
「何ボーッとしてんだよ!!ほら、由紀の隣座って」
「何で私の横なのよ!!」
「だってこないだの2人がアツかったから♪ほら、一樹!」
半ば無理やり由紀の隣に座らされ、一樹の退院祝いとクラスの歓迎会が始まった。
「由紀、渡すものあるだろ~!!」
「うっ……はい、コレ!!みんなから……羽田に……」
丁寧に包装されたプレゼントを一樹は受け取り、中を開けた。
「日本代表のユニフォームだ……」
「気に入ったか?由紀が選んだんだぜ~」
「マジで!?ありがとう……めっちゃ嬉しいよ♪」
ーー転校してきてプレゼント貰ったの初めてだ。一番アウェイだと思ってたこの学校が、実は一番温かい学校だったとは……
「カズくん、ここからは目隠ししてね」
「え?何で?」
答える前に一樹の目を覆い隠し、再び歩きだした。
やがてたどり着いたのは、大きな豪邸。
一樹は初めて来る場所だが、目隠しのせいで建物の驚きはない。
「こっからは靴脱いでね~」
ーーどこかの家か?スリッパみたいなのに履き替えた……
「カズくん、目隠し取って良いよ」
恐る恐る目隠しを外し、顔を上げると……
「一樹!!」
『退院おめでとう!!!』
無数のクラッカーの先に、クラスメイト達を見た一樹。
「みんな……」
「何ボーッとしてんだよ!!ほら、由紀の隣座って」
「何で私の横なのよ!!」
「だってこないだの2人がアツかったから♪ほら、一樹!」
半ば無理やり由紀の隣に座らされ、一樹の退院祝いとクラスの歓迎会が始まった。
「由紀、渡すものあるだろ~!!」
「うっ……はい、コレ!!みんなから……羽田に……」
丁寧に包装されたプレゼントを一樹は受け取り、中を開けた。
「日本代表のユニフォームだ……」
「気に入ったか?由紀が選んだんだぜ~」
「マジで!?ありがとう……めっちゃ嬉しいよ♪」
ーー転校してきてプレゼント貰ったの初めてだ。一番アウェイだと思ってたこの学校が、実は一番温かい学校だったとは……

