さて、引っ越しにつきまとう荷物整理が無くなったし、もう少し町を回ってみようかな。


婆ちゃんからのお小遣いを大事に財布にしまい、商店街に向かった。
この町で唯一栄えてる場所……若者にはちょっと物足りない町だよな

何一つ変わってない商店街からもう一本奥の道に入る。
「ここがメイちゃん家か」

子供の頃、ちょっと遠いイメージがあったが、今となっちゃ散歩程度で来れる距離に気づいた。

「ちょっ!!やめろって!!」

「ん?奥の方で何か聞こえた……」


「君あの高校の生徒だよね〜♪簡単に犯されちゃう生徒。俺達も味わいたいんだ〜〜。こんな所人なんか通んね〜し、俺達と遊ぼうぜ〜♪♪」


ヤンキーが3人……何喋ってんのか聞こえねぇけど、ほっとける状況じゃねぇな…
「おい……何やってんだ?」

「あぁ?誰だてめぇは?」

「只のサッカー好きな高校生だ。来いよ……お前らにサッカーを教えてやる」

「舐めやがって!!余程死にてぇらしいなっ!!」