しばらくして、部屋に戻った一樹は、美紀と対面した。
「先輩……朝はありがとうございました」
「羽田から聞いたけど、車道に座って何してたのよ?」
そう言われると、少し恥ずかしげに俯いて答えた。
「アリを……」
「アリ?」
「アリの行列見てたの……」
「へっ!?」
「あははは♪」
「笑い事じゃないっ!!」
「いや、俺は具合悪いかと思ってたから安心したんだよ♪」
「ちゃんと道路渡れるかなって」
「あんたが渡れてないでしょ……羽田、こんなくだらない事で怪我させちゃって……怒ってる?」
「別に怒ってないよ♪怪我だって大したことないし。美紀ちゃんが元気ならそれだけでいい」
「先輩……」
「先輩……朝はありがとうございました」
「羽田から聞いたけど、車道に座って何してたのよ?」
そう言われると、少し恥ずかしげに俯いて答えた。
「アリを……」
「アリ?」
「アリの行列見てたの……」
「へっ!?」
「あははは♪」
「笑い事じゃないっ!!」
「いや、俺は具合悪いかと思ってたから安心したんだよ♪」
「ちゃんと道路渡れるかなって」
「あんたが渡れてないでしょ……羽田、こんなくだらない事で怪我させちゃって……怒ってる?」
「別に怒ってないよ♪怪我だって大したことないし。美紀ちゃんが元気ならそれだけでいい」
「先輩……」