飛行機は数十時間のフライトを終え空港へと着陸。
税関をすんなりパスした5人は、荷物を受け取りロビーへと出てきた。
「一樹〜!!」
「母さん。迎え来てくれたの?」
「そうよ。お義母さんも長旅お疲れ様でした」
「えぇ大丈夫よ。浩一は仕事かい?」
「相変わらず忙しいみたいで…」
「は…はじめまして!一樹くんとお付き合いさせて頂いてる尾崎 由紀です。それと母と妹の美希です」
「お姉ちゃん緊張してる〜」
「うるさいっ!」
「あはは、そんなに緊張しなくてもいいのよ♪遠い所わざわざありがとう。可愛らしい子だね。一樹にはもったいないんじゃない?」
「あら、私の目には2人はお似合いの様に見えるわよ♪」
「そうですか♪なら良かった。じゃあ立ち話もなんだし、家に行きましょうか」
母親の運転する車に乗り込み、自宅へと走り出した。車の窓から見えるニューヨークの街並みはどれも一樹達には新鮮に映る。
「そろそろ年末も近いし、この辺りは人で溢れかえるのよ」
「タイムズスクエアか。映像では見た事あったな」
やがて静かな所に抜け、自宅へと辿り着いた。
広大な敷地に建てられた豪邸に由紀達の開いた口が開かなかった。
「すごいよお母さん」
「そうね。映画に出てくる様な豪邸だわ」
「お〜い由紀〜置いてくぞ〜」
「あっうん!今行く」
「まさかこんな豪邸に住んでるとはな。こりゃ帰ってくるつもりないね」
「しばらくはこっちの仕事になりそうだからね」
リゾートホテルのロビーの様に開けたリビングに通された5人。
母親が飲み物を用意し、自分も座った。
「ゆっくりくつろいでね」
「ありがとうございます」
「一樹が事故に遭って一度日本に戻った事あったわね」
「あ〜あったな。ずいぶん昔のように思えるよ」
「すいません。その事故…ウチの妹が原因でして」
「その事はもういいんだよ♪」
「今思えば一樹と由紀ちゃんがくっつくのもあの時には決まってたのかもね。私は担任の先生の車から走って病院に向かう由紀ちゃんを観てたのよ」
「あの時は……まだ一樹と喧嘩ばっかりしてたけど……確かに一樹の優しさが見えた瞬間でした」
「その時一樹が宣言してたわね。救世主になるって。由紀ちゃん、美希ちゃん、一樹はちゃんと救世主になれたかしら?」
『はいっ♪』
「一樹は麗華になくてはならない存在です。あの後麗華は再び犯人グループに乗り込まれましたけど、一樹が1人で押さえ込んだんです」
「へぇ♪あんたしっかりやり遂げたのね」
「何か恥ずかしいな」
「そこからは全員一樹を信頼してます。本当に笑いあえる生活をくれたんです」
「まっすぐ進むのはおじいちゃん譲りね」
税関をすんなりパスした5人は、荷物を受け取りロビーへと出てきた。
「一樹〜!!」
「母さん。迎え来てくれたの?」
「そうよ。お義母さんも長旅お疲れ様でした」
「えぇ大丈夫よ。浩一は仕事かい?」
「相変わらず忙しいみたいで…」
「は…はじめまして!一樹くんとお付き合いさせて頂いてる尾崎 由紀です。それと母と妹の美希です」
「お姉ちゃん緊張してる〜」
「うるさいっ!」
「あはは、そんなに緊張しなくてもいいのよ♪遠い所わざわざありがとう。可愛らしい子だね。一樹にはもったいないんじゃない?」
「あら、私の目には2人はお似合いの様に見えるわよ♪」
「そうですか♪なら良かった。じゃあ立ち話もなんだし、家に行きましょうか」
母親の運転する車に乗り込み、自宅へと走り出した。車の窓から見えるニューヨークの街並みはどれも一樹達には新鮮に映る。
「そろそろ年末も近いし、この辺りは人で溢れかえるのよ」
「タイムズスクエアか。映像では見た事あったな」
やがて静かな所に抜け、自宅へと辿り着いた。
広大な敷地に建てられた豪邸に由紀達の開いた口が開かなかった。
「すごいよお母さん」
「そうね。映画に出てくる様な豪邸だわ」
「お〜い由紀〜置いてくぞ〜」
「あっうん!今行く」
「まさかこんな豪邸に住んでるとはな。こりゃ帰ってくるつもりないね」
「しばらくはこっちの仕事になりそうだからね」
リゾートホテルのロビーの様に開けたリビングに通された5人。
母親が飲み物を用意し、自分も座った。
「ゆっくりくつろいでね」
「ありがとうございます」
「一樹が事故に遭って一度日本に戻った事あったわね」
「あ〜あったな。ずいぶん昔のように思えるよ」
「すいません。その事故…ウチの妹が原因でして」
「その事はもういいんだよ♪」
「今思えば一樹と由紀ちゃんがくっつくのもあの時には決まってたのかもね。私は担任の先生の車から走って病院に向かう由紀ちゃんを観てたのよ」
「あの時は……まだ一樹と喧嘩ばっかりしてたけど……確かに一樹の優しさが見えた瞬間でした」
「その時一樹が宣言してたわね。救世主になるって。由紀ちゃん、美希ちゃん、一樹はちゃんと救世主になれたかしら?」
『はいっ♪』
「一樹は麗華になくてはならない存在です。あの後麗華は再び犯人グループに乗り込まれましたけど、一樹が1人で押さえ込んだんです」
「へぇ♪あんたしっかりやり遂げたのね」
「何か恥ずかしいな」
「そこからは全員一樹を信頼してます。本当に笑いあえる生活をくれたんです」
「まっすぐ進むのはおじいちゃん譲りね」

