12月年末…
国際線ターミナルにて、一樹達が立っていた。
そこに、由紀達一家も合流した。

「お兄ちゃん、おはよ〜♪」
「おはよ〜美希ちゃん。ネコミミパーカー可愛いね」

「みんな集まったわね。それじゃあ行こうかね」
「すいません私まで…」

「提案したのはこっちだからいいのよ。それに孫の結婚までは面倒見たいのよ。私は、あの子達を孫だと思っているわ」
一樹の祖母と由紀の母親は、少し離れた所ではしゃぐ一樹、由紀、美希を見ていた。

「お兄ちゃんとお姉ちゃんと旅行だぁ♪」
「ただの旅行じゃないのよ、美希」
「飛行機初めてだから楽しみだなぁ」
「一樹まで…私は一樹の両親に会うのに緊張してるのに…」

「アメリカまで半日近く掛かるんだろ?今から緊張してたって仕方ないよ♪楽しく行こうぜ」
「そうね」

「ほら、行くわよ〜」

一樹達を乗せた飛行機は大空へ飛び立ち、デッキからはメイとアケミが手を振っていた。
「行っちゃったね」
「冬休みはどこか遊びに行こう♪一樹達を待ってるのも退屈だしな」
「うん♪」

………
……